日本の海岸地域で、希少価値の高い香料「竜涎香(りゅうぜんこう)」が発見され、国内最高額で取引がされ話題を呼んでいます。
まっこうくじらの消化器官内で形成される神秘的な軽石のような物質で、お高い香料として長い歴史の中で大切にされてきました。
この記事では、龍涎香(りゅうぜんこう)のその希少性や特徴、日本での発見事例、そしてもし見つけた場合の対処法について詳しく解説します。
竜涎香(リュウゼンコウ)の世界に一歩踏み込んでみましょう!
Contents
竜涎香(りゅうぜんこう)日本で発見される?
過去に日本の海岸地域で見つかっている龍涎香は、たったの4回だと公表されています。
2023年7月:沖縄県の海岸で発見されました。
268gで日本国内最高の442万円で取引が決まっています。
2022年10月:沖縄県の海岸で見つかりました。
同2022年9月:鹿児島県奄美大島の海岸で見つかっています。
2018年12月:沖縄県内で見つかりニュースになりました。戦後初の発見ということで大注目を集めました。
龍涎香ハンターという方もいらっしゃるとか、検索キットなるものも販売されています。
見分け方資料と検査キットが入っています。
竜涎香(りゅうぜんこう)希少界の高い香料?
龍涎香(リュウゼンコウ)って、一体全体なんなのでしょうか?
その成分や特徴について詳しく調査してみました。
成分や特徴は?
竜涎香[りゅうぜんこう]は、まっこうくじらの消化器官のなかで作られる結石なのですが、主に以下の成分から成り立っています。
人の結石とは成分や作られる場所が違っています。
人の結石は、腎臓や胆嚢で作られて、カルシウム、シュウ酸、尿酸などの結晶です。
・アンブレイン:主な成分とされていて、トリテルペンという化合物の一種です。
生成されたばかりのアンブレインは無臭の白色固体ですが、時間が経つと酸化され、独特の芳香を放つようになります。
この香りは、香水業界で非常に重宝されており、香りの持続性を高めるために使用されます。
・コプロスタアノール:ステロイドの一種であり、竜涎香を構成する成分の一部分です。
マッコウクジラの消化過程で作らされる物で、独特な香り作り出す元となっています。
コプロスタノールは、他の成分とともに竜涎香の独特な香りを形成し、高級香料としての価値を高めています。
香水で有名なシャネルでも使われるという香料、どんな香りなのでしょうか?気になりますね。
香料としての希少性は?
竜涎香は昔々から高級香料として珍重されてきました。
具体的な利用例
・香水:竜涎香は、エタノールに溶かしてチンキとして使用されることが多く、その香りを長時間もたせるのに安定剤として使用されることも多いです。
・薬用:伝統的な漢方薬として、竜涎香は神経や心臓に対する効果があるとされ、古くから使用されてきました。
・歴史的には:歴史上の人物であるクレオパトラや楊貴妃も竜涎香を愛用していたとされ、媚薬や性欲を高めるための薬としても利用されていました。
市場価値価格って?
竜涎香(リュウゼンコウ)は、とっても珍しい貴重なものなので市場価値も高いです。
日本の海岸地域では、竜涎香は1グラムあたり約1,700円から2,000円で取引されています。
日本国内最高額と目されているのが、2023年7月に沖縄県の海岸で見つけられた竜涎香、268グラムは442万円で取り引きされる予定といわれています。
1グラム、16,000円以上の価値ありということになりますね。
1グラムは1円玉ですから、これは大変なことですね。
どこで見つけられる?見つけたらどうする?
竜涎香を探すには、どんなコツがあるのでしょうか。
日本海岸地域で竜涎香を見つける場合は、特定のポイントが狙い目です。
特に沖縄や鹿児島県の奄美大島、和歌山県の海岸は、過去に発見事例があるホットスポットです。
台風や大雨の後は、海流の変化で竜涎香が打ち上げられることがあって、見つかる可能性が高まります。
竜涎香を見つけるためのコツとしては、軽石のような物体を探すことです。
見つけたら、水に浮かべてみましょう。水に浮かんだならば、竜涎香の可能性も出てきます。
まれに龍涎香「リュウゼンコウ」を発見できたならば、次のステップを踏んでください。
・確認: もしかしたらと思ったら、本物かどうかを確認しましょう。独特の香りがあるか、熱した針を刺して溶けるかをチェックしましょう。
・保存: 確認後は、乾燥した場所で大切に保管します。竜涎香はとっても価値価格が高額になるので、しっかりと保存しないとなりません。
・鑑定: 専門家に鑑定を依頼します。大学の研究機関や博物館、香料業界の専門家に相談すると良いでしょう。
・販売: 鑑定結果が出たら、オークションや専門の取引業者を通じて販売することができます。竜涎香は高級香水の原料として非常に高価で取引されることがあります。
竜涎香探しはまるで宝探しのような冒険です。見つけた時の喜びはひとしおでしょう!
まとめ
竜涎香「リュウゼンコウ」とは、まっこうくじらの消化器官のなかで作られるという稀で珍しい結石で、お高い香料として長い歴史の中で大切にされてきました。
日本海岸地域でも発見事例が4回ほどあり、特に沖縄や奄美大島、和歌山県がホットスポットです。
もしかしたらと思ったら、しっかり確認、適切に保存し、専門家に鑑定を依頼しましょう。
その後、オークションや専門業者を通じて高価で取引される可能性があります。
竜涎香探しはまるで宝探しのような冒険で、見つけた時の喜びはひとしおですね。
この記事を参考に、ぜひ竜涎香の魅力を探求してみてください。
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