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着物でお出かけを一人でする!勇気もいるけど注意点は?

着物お出かけ一人 着物・和装
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着物を着て一人でお出かけすることは、初心者さんにとっては特別な体験です。

初めての方にとっては勇気が必要かもしれませんが、その分、得られる達成感や楽しみも大きいですよ。

この記事では、着物でお出かけする際の注意点や、一人で楽しむためのコツを紹介します。

特別な勇気がなくても着物を着て一人でお出かけすることが、もっと身近で楽しいものになるように、ぜひ参考にしてくださいね。

こちらの記事もご覧ください⇒11月に浴衣はおかしい?デニム着物も素敵ですよ!

 

着物でお出掛けを一人でする

水色紬-ポリ桜京袋

着物でお出かけを一人でできるのかメリットや心構えをお伝えしていきます。

 

着物友達とのお出かけ

初心者さんでなくとも、着物で出かける際は着物友達と一緒に行くことが多いです。

赤信号みんなで渡れば怖くない的な感じでしょうか。

着物を珍しいがる視線も一人より大人数の方が分散されますよね。

着物友達がいれば、どこか着崩れた場合にもお直しを手伝ってもらえる安心感があります。

自分では手の届かない、お太鼓の上のシワや衣紋の部分は着物友達の手がありがたく感じます。

トイレやお支払いの時に、荷物やコートなどを持っていてもらえるという気楽さも有難いことかもしれませんね。

 

一人でのお出かけのメリット

約束する手間がなく、思い立ったらすぐに出かけられます。

自分のタイミングでお茶したり、ショッピングしたりできる自由さがあります。

友達と出掛けても、最終的に「私はもう一度あのお店に寄っていくので、ここで解散ね。」結局一人、なんてこともよくあるのではないでしょうか。

また、着物を着るだけでもあーでもないこーでもないとすったもんだしていると、待ち合わせ時間が差し迫りアワアワしますよね。

着崩れ前の自撮りを撮る時間がないなんてことも、一人でお出かけなら待ち合わせ時間を気にすることはありません。

SNSに自撮り写真をアップするのも備忘録になるでしょうか。

コーディネートのアルバムを作るのも楽しいですよね。

 

着物警察

最近では、着物警察も影をひそめ、他人の装いにとやかく言うのは品がないという風潮があります。

これが、一人で着物を着てお出かけすることの追い風になっています。

着物警察撃退という記事を書いている方も沢山おられますが、私の印象では、減ってきていますね。

5月に単衣だケシカランとか言われても、気にしないことにしましょう。

 

もし着崩れたら、もし具合が悪くなったら、一人でどうしようと不安になるかもしれません。

ハンカチタオルや緊急連絡先のメモなど、準備はしておきましょう。

まずは近い場所から手軽な用事からにするとよいですよ。

自分を褒めることも心の中でやってみるといいですね。

 

着物お出かけ勇気もいるけど注意点は?

デニム着物

 

一人で着物を着てお出かけって少し勇気がいりますよね。

そして、注意点としてはどんなところがあるのか考えてみました。

 

天候の確認

天気予報をチェックして、雨や風が強い日を避けましょう。

空模様によっては、折りたたみ傘や雨コートを持参します。

草履は、ウレタンやカレンブロッソ、下駄、スニーカーなんていうのもありですね。

着物や帯の種類を、正絹からポリエステルに変えてみるのも手ですね。

 

動きやすさの確保

長時間歩く予定がある場合は、動きやすい着物や草履を選びましょう。

階段や段差の多い場所では、身体を階段に対して斜めに向けて、裾を少し持ち上げて歩くと安全ですね。

着物の裾が階段について汚れるのも防げますよ。

裾を踏むのも怖いんですよね。着付けがしっかりだと転ぶ、腰紐がゆるいと着物の裾がお引きずり状態になります。

お引きずり状態になったら、押し込んで腰ひもを結び直すしかないのですが、難しい処置なので、手で押し込んで手を突っ込んだまま、美容室を探しましょう。

 

公共交通機関の利用

電車やバスを利用する際は、混雑する時間帯を避けたいですね。

席に座る際は、着物が汚れないように注意する。

最近では、座席がおしっこで濡れているということがあるようです。

着付けの先生は、電車やバスのシートに座る前に必ず手で触ってみるとおっしゃっていました。特に優先席は危険がいっぱい。

 

食事の際の注意

食事をする際は、袖や衿が汚れないように気をつけましょう。

ナプキンやハンカチ、クリップを使って、着物を保護していきましょう。

赤ちゃんみたいですが、正絹のものに付いたシミは目立つしクリーニングで染み抜きしないといけませんので、少し注意が必要ですね。

 

トイレの利用

トイレを利用する際は、着物が床に触れないように注意です。

着物、襦袢、裾除けとたくし上げ、腕やあごでガッツリ押さえておきましょう。

個室の中、誰も見ていませんので、裾除けがツルリンと脱げないように気にしつつ、頑張りましょう。

この後、お太鼓のたれが跳ね上がっているのをしっかり、落としてくださいね。

御親切はありがたいのですが、知らないおばさまの手を洗う前や濡れた手で、触られたくないですよね。

 

着崩れ対策

安全ピンやアメピンを持ち歩き、着崩れた際にすぐに直せるようにするといいですよ。

トイレやカフェなど、鏡がある場所で定期的にチェックしてみて下さいね。

自意識過剰みたいですが、ガラスでもさり気なく後ろ姿確認すると、安心ですよ。

おはしょりのもちゃもちゃ、お太鼓のたれ、衣紋から襦袢の衿が見えていないか、この辺りがチェックポイントです。

 

緊急時の対応

万が一のために、家族や友人に行き先を伝えておきましょう。

緊急時に連絡できるよう、スマホのバッテリーを十分に充電しておくと安心ですね。

 

自信を持って

初心者さん一人での着物お出かけは勇気がいりましょうが、自分を信じて楽しんじゃいましょう。

他人の目を気にせず、自分のペースでヤバいと思ったら、さっさとお家にかえりましょう。

某所で大荷物を抱えて着物の裾を引きずり歩く若い女性を見かけたことがありました。

美容室を目指していたのでしょうか、とても声をかけられる雰囲気ではありませんでした。

そこまでひどい状態になることはあまりないと思います。

楽しんでお出かけしましょう。

 

着物でお出掛け一人でどこに行く?

夏ポリ黒-白半幅

一人で着物を着て出かける場所には、どんなところが向いているでしょうか。

初心者さんには段々にハードルを上げていくのがおすすめです。

詳しくご紹介していきます。

 

身近な場所

まずは、身近な場所から始めていきましょう。

近所のスーパーやコンビニにちょっとした日用品を買いに出かけてみましょう。

 

スーパーで買い物

日常の買い物を着物で楽しんでみてはいかがでしょうか。

短時間の外出なので、着物に慣れるための良い練習になります。

浴衣に半幅帯やデニムの着物にポリの洗える名古屋帯、ウールの着物に半幅帯、紬の着物にしゃれ袋などがさり気なくお洒落なコーデじゃないでしょうか。

 

役所に書類を取りに行く

近くの役所や役所の出張所に行くことで、少しフォーマルな場面でも着物を楽しむことができます。

お堅いイメージの役所ですが、着物で行くと受付の女性の方に「わー、素敵ですね!目の保養!」と喜ばれることが多いですよ。

紬やウールの着物に半幅帯、デニムの着物にファブリック帯、汗をかいても洗えるポリ着物にしゃれ袋や名古屋帯といったコーデなら、役所でも良いかと思いますよ。

 

少し遠出

そんなこんなしているうちに、もう少し足を延ばしてみましょう。

 

隣町のカフェ

少し離れた場所まで行って、カフェでまったり珈琲を味わってみるのも、至福のひと時ではないでしょうか。

木綿や紬の着物にしゃれ袋、カフェのコンセプトに合わせた色味や柄の小紋にしゃれ袋や名古屋帯、紋無しの江戸小紋なんてのもおしゃれですよね。

 

カジュアルなレストラン

それほど格式の高くないおしゃれなレストランで、着物姿を楽しむのもいいですよね。

和食チェーンのレストランは、広いし着物でも悪目立ちすることが少ないですね。

店員さんというか女将さんに間違えられたりして、大笑いしたことがありますよ。

ここはキハチや江戸小紋にすると、店員さんと間違われるので、華やかな小紋にしゃれ袋、逆にグッと地味目な暗い色目の小紋に袋帯が良さそうです。

 

美術館や博物館

芸術や文化に触れる場所で、着物姿だと自己満足が味わえます。

静かな環境で、ゆっくりと展示を楽しむことができます。

着物の方は100円割引きなど、お得な場面にも出くわしますよ。

展示のコンセプトに合わせたコーディネートにすると気分が上がりますよね。

銘仙の着物に半幅帯を代わり結びにする、江戸小紋にビシッと袋帯や昔の格高の名古屋帯、ちょっと格式と気持ちが上がりますね。

 

特別な場所へ

着物の似合いそうな場所をさがして、思い出作りにお出かけしてみるのも楽しいですね。

 

神社やお寺

着物姿で参拝することで、より一層の厳かな雰囲気を楽しめます。

初詣や七五三など、特別な行事でなくても雰囲気に浸れるので季節感を感じられますね。

お散歩がてらということならば、歩きやすい裾さばきの良い紬の着物に半幅帯でウレタン草履、サラッとお参りなんて素敵ですね。

 

劇場やコンサート

歌舞伎や能、クラシックコンサートなど、文化的なイベントに着物で参加というのもありですね。

着物姿での観劇は、特別な体験となります。

ここは、着物警察が現れそうな場所ですから、季節柄の決まりを違わずに、紬の訪問着やおしゃれな縞小紋、江戸小紋など、ここ一番!みたいなお気に入りをお召になってはいかがでしょうか。

 

さらにハードルを上げる

サラにハードルを上げて、日帰りバスツアーや宿泊旅行、大きなイベントに参加してみるのも楽しいですね。

 

プチ旅行

近場の観光地や温泉地に一泊二日の旅行を計画してみてはいかがでしょうか。

着物での旅行は特別な体験となり、思い出に残ります。

日帰りバスツアーというのも、楽しいですね。

旅行には洗えるポリ着物、デニムや紬の着物が楽でしょうね。半幅帯を会の口や屋の字に結んだり、帯枕や浴び揚げ帯締めいらない半幅帯も荷物が減って良いのではないでしょうか。

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季節のイベント

花見や紅葉狩り、夏祭りなど、季節のイベントに着物で参加してみましょう。

写真映えするスポットで、素敵な写真を撮ることができます。

花火大会に花火柄の浴衣、紅葉狩りに紅葉柄の着物や帯などなど、楽しみのコーディネートがたくさん思いつきますね。

思いついたコーディネートを教えて頂けると嬉しいです。

 

このように、段階的に出かけ先のハードルを上げていくことで、着物でのお出かけを楽しみながら自信をつけていくことができますよ。

 

まとめ

着物で一人お出かけすることは、最初は勇気がいるかもしれませんが、その分得られる喜びも大きいです。

身近なスーパーや役所から始めて、カフェや美術館、さらにはプチ旅行や季節のイベントまで、少しずつハードルを上げていくことで、自信を持って楽しむことができます。

着物友達と一緒に行くのも楽しいですが、一人でのんびりと自分のペースで過ごす時間もまた格別です。

最近では、着物警察も影をひそめ、他人の装いにとやかく言う風潮も少なくなってきています。

自分らしく、自由に着物を楽しむための参考にしていただければ幸いです。

ぜひ、素敵な着物ライフをお楽しみくださいね。

こちらの記事もご覧ください⇒11月に浴衣はおかしい?デニム着物も素敵ですよ!

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