電子レンジでタッパーを使用する際、蓋したままで温めてしまうことはよくありますよね。
そんな時、タッパーの蓋が開かなくなって、ハサミ使おうか?いやムリムリと困った経験はありませんか?
この記事では、タッパーを蓋したままレンジに入れて開かないときの対処法や、タッパーの耐熱温度について詳しく解説します。
タッパーの耐熱温度を知ることで、安全に電子レンジを活用できますよね。
蓋が開かない時の対処法を知っておくと、いざという時に役立ちますよ。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
☟蓋をしたままレンジに入れられるタッパー
Contents
タッパーを蓋したままレンジに入れ開かないときどうする?
レンジから出してみたら、タッパーの蓋が開かなくなっちゃった、熱いし、いつもならパカッと開くはずのタッパーちゃん。
家族は待ってるし、早くあけたいですよね。
そんな時にお役に立つ、タッパーの開け方をお伝えします。
再加熱してみる
タッパーをもう一度、10~20秒の短時間、レンジにいれて温めてみてください。
内部の温度が上がり、空気が再び膨張するので、あけやすくなります。
加熱しすぎると中身が沸騰して飛び出す場合があるので、様子を見ながらすこしづつあたため直してみて下さいね。
湯せんしてみる
タッパーを耐熱ビニール袋に入れて、熱湯につけます。
やはり、タッパー内部の温度を上げて、蓋が柔らかくなります。
ビニール袋をつかうことで、中身が水に触れずに済みます。
お湯の温度は50~60℃が目安です。
冷却し圧力調整する
タッパーを冷蔵庫や冷凍庫、パーシャル室に入れて急速に冷まします。
内部の空気が収縮し、圧力が下がることでふたをあけやすくします。
冷蔵庫に入れる場合は10~15分程が目安です。
冷凍庫に入れる時間は5~10分程が目安です。長時間入れとくと凍りますから注目ですね。
後、入れたことを忘れてしまったという事態にも気を付けて下さいね。
ゴム手袋やタオルを使ってみる
ゴム手袋や濡れタオルを使って、滑りにくくして蓋を開けます。
これにより、熱さをやわらげ、力が入りやすくなってきますよ。
手を怪我しないように、しっかりとグリップを効かせてゆっくりとずらしていくのがコツです。
スプーンやフォークで隙間を作る
スプーンやフォークの先が細くて丈夫な柄の部分をタッパーの蓋と本体の隙間に差し込み、少しずつ空気を入れていきます。
内部の圧力が下がり、蓋があけやすくなってきます。
空気を入れる際には、タッパーを少し傾けると効果的です。空気が均等に内部に入ります。
急に力を入れると蓋がパカンと飛び出すことがあるので、慎重に行いましょう。
火傷や怪我をしないように気を付けて下さいね。
タッパーの種類と耐熱の温度
タッパーの耐熱の温度って、どのくらいなのでしょうか。
分かっていると温め直し時の設定に迷うことなく、安全ですね。
種類によって違うので、メモして冷蔵庫に貼っておいてもいいかもしれません。
プラスチック製
プラスチックにはポリプロピレン(PP)とポリスチレン(PS)があります。
ポリプロピレン製品は、タッパーでいちばんよく見るタイプの素材で、110~140℃ほどの耐熱性があります。
軽量で扱いやすく、レンジ対応製品が多いですね。
高温で長時間にならないように、短時間で数回、様子見て温めるのが容器にとっても効率的です。
ポリスチレン製品は、70~90℃ほどとされています。
あまり電子レンジ加熱には向いていないとされています。
耐熱ガラス製
200℃以上でも取り扱いが可能となっています。
ガラス製は匂いや色が移りにくく、衛生的に使用できます。
また、見た目もおしゃれで、そのまま食卓に出せるのも魅力です。
ただし、重くて衝撃に弱いので割れやすい点には注意が必要です。
☟シリコン製の蓋を少しずらしてレンジに入れられる耐熱ガラス製
ホーロー製
耐熱の温度は300℃以上、オーブンでも利用できるほどです。
金属製の芯にガラス質のコーティングが施されており、耐久性が高く、酸やアルカリにも強いです。
ただし、レンジには使用できません。
シリコン製
220℃ほどの耐熱性といわれてます。
柔軟性があり、収納時にコンパクトに折りたためるのが特徴です。
また、耐久性が高く、長期間使用できます。
カラフルなものも多く、目にも楽しく食欲増進にもいいんですね。
☟シリコン製折り畳みタッパーは収納も楽々です。
粗品や景品で頂くことも多いタッパー製品ですが、使う前に裏側の成分表示を確認しておくと良いんじゃないでしょうか。
使い慣れたら、同じメーカーのサイズ違いで揃えると、使い勝手がいいですね。
レンジの中でなにが起こっているのか?
普段あんまり考えない、レンジの中では何が起こっているのでしょうか。
水分に電気振動を与えて熱を発生させている?くらいの感じですよね。
レンジの中でタッパーを温め直すと、いくつかの興味深い現象が起こります。
これらの現象を理解することで、タッパーの蓋があかない理由や、適切な対処法が見えてきます。
空気の膨張
タッパーの内部に閉じ込められた空気が温められます。
温度が上がると、空気は膨張し、内部圧力が急上昇します。
この圧力がフタを押し上げる力となって、蓋があかなくなる原因の一つです。
蒸気の発生
タッパーの中に入っている食材からも水分が蒸発し、蒸気が発生します。
この蒸気も内部の圧力を高める要因となっているんですね。
特にスープや煮物など、水分が多い料理を温めるときには、蒸気の発生が顕著になります。
圧力の変化
加熱が進むと、タッパーの内部と外部の圧力差が大きくなります。
この圧力差が蓋を強く押し付けるため、フタがひらきずらくなるんですね。
特に密閉性の高い製品では、この現象が顕著に現れます。
素材の変形
プラスチック製のタッパーは、温度が上がることによって素材が柔らかくなり、変形がおこるばあいもありえます。
これにより、蓋と本体の密着度が変わり、さらにあけにくくなると想像できます。
上記のような現象が組み合わさって、タッパーの蓋があかなくなるんですね。
特に内部の圧力が急激に上昇すると、蓋が強く押し付けられ、開けるのが難しくなります。
豆知識
電子加熱器は、マイクロ波を使って食材を温めています。
マイクロ波は水分子を振動させ、その摩擦熱で食材を温めます。
このため、水分が多い食材ほど早く加熱され、蒸気が多く発生します。
これが、タッパーの蓋があかなくなる原因の一つです。
電子レンジでタッパーを安全に使うための注意点
電子加熱器でタッパー製品を安心安全に使うにはどんなことに注意していったらよいのでしょうか。
4つのポイントから詳しくご紹介していきます。
電子レンジ対応の製品
レンジ対応と明記されている商品を選びましょう。
タッパーの底や箱、説明書に連氏レンジ対応や耐熱製、100℃までなどの表示を確認しておきましょう。
あと、蓋にも入れて良いかの表示があるはずです。本体はレンジ対応だけど、蓋はダメというのは時々見かけますよね。
蓋をずらして温める
レンジ対応のフタならば、本体から30度から45度くらい、ずらして乗せて、温めで見て下さい。
程良く蒸気が抜けて温まり、タッパー内部の圧力も抜けていきますよ。
蓋に通気穴があるタイプのタッパーを使うのもおすすめです。
油分の多いお料理は?
油のおおいお料理の取り置き温め直しには注意しなければなりません。
温め直し中に油の温度が高温になることで、タッパー商品の耐熱の限界温度をオーバーしてしまう場合があります。
そうなると、タッパーが溶けたり変形することが起こりがちです。
あきらめて、フライパンに移して温め直しても良いかもしれませんね。
長時間設定は避ける
高温設定で長時間の温め直しは、なるべく避けましょう。内部圧力が高まり、蓋が開かないことが起こります。
短時間を確認しながら、繰り返す方法が安心です。
金属製やホーロー製は使わない
金属製やホーロー製のタッパーは、レンジにかけないようにしましょう。
火花が出たり、壊れたりという可能性が高まりますね。
レンジ対応のプラスチック商品や耐熱ガラス製品のを利用したいですね。
豆知識
野菜を調理するとき、電子加熱器を使うと栄養素がにげずに健康的です。
水で湯がくと、栄養素が水に溶けだしてしまいます。
油で炒めれば、脂質を余計に取ることになりますね。
水も油も使わず、素材本来の自然の味を楽しめますよ。
また、パスタを水で茹でるより、レンジに入れると、時短になりますよ。
ガスだと大体、12~20分かかりますが、レンジだと11~13分で茹で上がります。
まとめ
この記事では、タッパーの蓋したままレンジに入れ、開かないときどうしたらよいかや、タッパーの種類と耐熱限界の温度について詳しく調査しました。
タッパーのふたが開かないときは、再加熱や冷却、湯せんなどの方法を試してみてくださいね。
また、タッパーを安全に使うためには、レンジ対応のタッパーを選び、ふたを少しずらして加熱すると安心安全ですね。
タッパーの耐熱の限界温度を確認して、適切な使い方をすることで、安心を感じながら調理を楽しむことができます。
これらのポイントを押さえ、タッパーを賢く使いこなしていきたいですね。
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