藤や竹などで作られた「かごバッグ」は、そのナチュラルな風合いと使い勝手の良さから、夏に人気のファッションアイテムのひとつですね。
しかし、かごバッグの寿命が気になって購入をためらう方もいるではないでしょうか。
壊れやすい持ち手の修理についても、自分で修理できるのかどうか重要なポイントですよね。
このブログでは、かごバッグの平均的な寿命についてや長く使うためのお手入れのコツ、持ち手の修理を自分で行うための具体的な手順を詳しく解説します。
かごバッグの寿命を知り、持ち手の修理を自分で行うことで、お気に入りのバッグを長く愛用するためのヒントをお届けします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
カゴバックの寿命はどのくらい?
かごバックの寿命はどのくらいでしょうか。
素材別に調査してみました。
藤(ラタン)
約7〜10年。
軽量で丈夫ですが、湿気に弱いため、適切な保管が必要です。
軽いので持ち運びが楽で、強度は強め、しなやかで加工しやすい特徴を持っています。
自然の美しい見た目で、使いこむほどに味わいが深まります。
湿気を吸収するので、乾燥する冬場にはひび割れなどの心配があります。
竹(バンブー)
約10〜15年。
硬くて耐久性がありますが、乾燥すると割れやすいので、湿度管理が重要です。
竹も軽量、通気性に優れ風通しが良いため、蒸れを予防してくれます。
弾力性があり丈夫で、しなやかな美しさがあります。
バッグだけでなく、菓子器などのキッチン製品や枕や座椅子といったインテリアとしても好まれています。
アケビ
約30年。
非常に丈夫で、適切に手入れすれば長持ちします。
ゴツゴツとした独特な風合いと耐久性から、大人上品にファッションコーデをまとめられます。
やはり、使い込むほどに手の脂などから艶が増し、風合いがシックに落ち着いてきます。
山葡萄
なんと、100年以上。
非常に耐久性に優れていて、親子三代で使っているという方がいます。
とても耐久性が高く、色合いも様々でファンの多い山葡萄のバッグです。
山葡萄のツルは決まった季節にしか採取ができないので、希少性もお値段も高いです。
とうもろこしの皮(メイズ)
3年程度。
柔らかく軽い、とうもろこしの皮は、ベビーキャリーにも使われています。
ナチュラルなべージュ色が特徴で優しい可愛らしい風合いが人気ですね。
人工素材
5年程度。5年以上持つ場合もあります。
ナイロンやポリエステルといった人工素材のカゴバックは、耐水性に優れ、雨や水をはじきます。
色の発色も良く、様々なカラーを楽しむことができます。
これらの素材は、それぞれ特有の魅力と寿命を持っています。
適切な手入れと保管を行うことで、かごバッグの寿命を最大限に延ばすことができます。
どの素材を選ぶかは、お好みと使用目的やライフスタイルに合わせて検討すると良いでしょう。
持ち手を自分で修理するには?
かごバッグの持ち手が壊れてしまった場合、自分で修理することができますよ。
具体的な手順と必要な道具を詳しく説明します。
必要な道具と材料
・エポキシ接着剤: 強力な接着力を持ち、持ち手の修理に最適です。
・裁縫道具: 針と糸、特に丈夫なナイロン糸がおすすめです。
・革や布のパッチ: 持ち手の補強や修理に使用します。
・ハサミ: 余分な素材を切り取るために使用します。
・ペンチ: 金具の取り外しや取り付けに使用します。
修理手順
持ち手の状態を確認: まず、持ち手の損傷具合を確認します。持ち手がちぎれている場合や、塗装が剥がれている場合など、状態に応じて修理方法が異なります。
持ち手がちぎれた場合:
・新しい革や布を用意: 持ち手の色や質感に近い革や布を用意します。
・補強する: ちぎれた部分に新しい革や布をあてがい、エポキシ接着剤で固定します。接着剤が乾いたら、針と糸でしっかりと縫い付けます。
持ち手の塗装が剥がれた場合:
・ハンドルカバーを使用: 塗装が剥がれた部分を覆うために、ハンドルカバーを取り付けます。ボタンで留めるだけで簡単に装着できます。
・塗り直し: 元の色に近い染料や顔料を用意し、剥がれた部分を塗り直します。専用の塗料とハケを使用すると、仕上がりがきれいになります。
金具が外れた場合:
・新しい金具を用意: 壊れた金具を取り外し、新しい金具を用意します。
・取り付け: ペンチを使って新しい金具を取り付けます。金具がしっかりと固定されていることを確認します。
注意点
・専用の道具を使用: 修理には専用の道具が必要です。特にエポキシ接着剤や丈夫なナイロン糸は、修理の成功に欠かせません。
・慎重に作業する: 修理中にバッグ本体や他の部分を傷つけないように注意しましょう。特に接着剤が他の部分に付かないように気をつけてください。
これらの手順を参考にすれば、かごバッグの持ち手を自分で修理することができます。
修理に自信がない場合は、専門の修理業者に依頼することも検討してみてくださいね。
かごバックを長持ちさせるお手入れのコツ
長持ちさせるためのお手入れ方法やコツを調査してみました。
天然素材のフジやタケ、あけび、山葡萄、とうもろこしの皮のお手入れ方法は、同じでした。
藤(ラタン)・竹(バンブー)・あけび・山葡萄・トウモロコシの皮
・湿気を避ける: 湿気が多い場所に保管するとカビが発生しやすいので、風通しの良い場所で保管します。
・乾燥に注意: 乾燥しすぎるとひびが入ったり、割れやすくなるため、適度な湿度を保つことも重要になってきます。
・汚れを落とす: 柔らかい布で優しく拭きましょう。汚れがひどおい時には、中性洗剤をごく薄めた液体で湿らせた布で拭き取ってみて下さい。
防水スプレーを使う場合には、フッ素系防水スプレーにして下さい。通気性が保たれつつ防水してくれます。見えないところに試しスプレーしてみた方が安心ですね。
・保管の仕方:湿度に気を付けて、風通しの良いところで保管してくださいね。直射日光も苦手です。日焼け変色することがあります。
・経年変化:神経質になり過ぎず、使い込むほどに艶が増し、深みのある色合いに変わるので、定期的に使用することで美しさを保ちます。
人工素材
・汚れを落とす: ナイロンやポリエステル素材のかごバッグは、あまり神経質になることなく、軽くふくだけで汚れは取れます。
洗濯機OKという商品もありますので、説明書を確認してみて下さい。
防水スプレーをかけておくと、汚れや雨のシミを防ぐことができます。
・保管の仕方:型崩れを防止するために、バッグの中に新聞紙をくしゃくしゃに丸めて詰めて保管しておくといいですよ。
まとめ
お気に入りの「かごバッグ」の寿命がどのくらいなのか、持ち手の修理が自分でできるのか、知ることは楽しい時間でした。
かごバッグの寿命を延ばすためのコツや、持ち手の修理を自分で行う方法を知ることで、お気に入りのバッグを長く使い続けることができます。
かごバッグの寿命は天然の素材によって異なり、適切な手入れが必要です。
また、持ち手の修理を自分で行う際には、エポキシ接着剤や裁縫道具を使って丁寧に作業することが大切です。
これらの知識を活用して、かごバッグの寿命を延ばし、持ち手の修理を自分で行うことで、バッグを長く愛用できるといいですよね。
自信がない場合には、専門の業者さんに修理をお願いしても長く使い続けるためには良い判断かもしれません。
神経質にならずに、どんどんカゴバックを使って、ツヤツヤにしていって下さいね。
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