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保冷剤にエチレングリコールが不使用かの見分け方は?ダイソー商品の成分やペットについても紹介

保冷剤エチレングリコール見分け方 生活
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夏の間に保冷剤が溜まりに溜まりますよね。

つい、放っておいてペットのワンちゃんや小さなお子さんが食べてしまったりすると心配です。

有害なのは、エチレングリコールという物質です。

保冷材にエチレングリコールが不使用どうか見分け方を知っていると安心ですね。

そして、ダイソーの保冷剤に入っている成分はなんなのか、ペットのワンちゃんや猫ちゃんが食べちゃったらどうしたらよいのか、ご紹介します。

保冷剤にエチレングリコールが使用か不使用かの見分け方を徹底調査しています。

また、ペットがどのくらいの量を食べてどうなるのかも詳しく調査しました。

ご参考にしてみて下さいね。

 

保冷材にエチレングリコール不使用かの見分け方

保冷剤

保冷剤にエチレングリコールが使用されているのか不使用なのか見分ける方法を知っていると安心ですね。

分かりやすくお伝えしていきます。

 

成分表示を確認

いちばん簡単なのは、保冷剤のパッケージに成分表が表示されていれば、エチレングリコールやそれに類する化学物質が含まれているかを確認しましょう。

書かれていないことも多いのですが、確認できるところはしてみるといいですよね。

 

匂いを嗅ぐ

エチレングリコールは甘くほのかに香るのが特徴です。

具体的には、甘いシロップやキャンディのような匂いと表現されることが多いです。

この甘い香りが、他の化学物質と比べてもわかりやすいため、保冷剤を破ったときに甘い匂いを感じたらエチレングリコールが含まれている可能性があります。

匂いだけで完全に判断するのは難しいですが、成分表や他のチェック方法とあわせて判断してみると良いですね。

 

液体の状態を確認

保冷剤の中身が液状の場合、エチレングリコールが含まれていることが多いです。

逆に、ゲル状や固形のタイプでは、水を主成分とすることが一般的といわれています。

 

ゲル状の保冷剤の場合

水と増粘剤(カルボマーやキサンタンガムなど)が主な内容成分になっています。

これらの成分は食品添加物としても使用されることがあり、人体に対して安全です。

ゲル状の保冷剤は凍らせても柔らかいままで、特に食品の保冷や、ケガの冷却用として使われます。

固形の保冷剤の場合

主に水と寒天、または他のゲル化剤を使用して作られており、こちらもエチレングリコールを含むことはほとんどありません。

このタイプの保冷剤は溶けにくく、しっかりと形を保つため、長時間の保冷が必要な場合に適しています。

 

中身が液体状の場合

液体状の保冷剤は、注意が必要です。

液体の場合の容器は割と頑丈にできていますので、破けたりすることは少ないと思われますが、漏れだす可能性がないとは言い切れませんので、扱いに注意していきましょう。

 

ダイソーの保冷剤の成分は?

保冷剤

ダイソーで取り扱われている保冷剤の内容成分はどういったものでしょうか。

調査してみました。

ダイソーで販売されている保冷剤は、主に中身がジェル状のものが多く、その成分は高吸収性ポリマーが含まれています。

水分を吸収して固める性質があり、一般的に冷凍しても柔らかいものやカチカチに固まるタイプがあります。

また、外装にはプラスチックや塩化ビニル樹脂が使われていることが多いです。

ダイソーの保冷剤にはハードタイプソフトタイプがあります。

 

ハードタイプ

長時間の保冷効果が期待でき、キャンプやアウトドアでの利用に向いています。

容器:ポリエチレン

内容物:水、尿素、PG、CMC、防腐剤、色素

繰り返し使えます。

クーラーボックスに入れて食材や飲料を長時間にわたって冷やしたい時に向いています。

 

ソフトタイプ

冷凍しても柔らかいままなので、密着して冷却したい場面で便利です。

フルーツ柄や動物柄、ハーバリウムなど形も大きさも様々で可愛らしく持ち運びに便利です。

外装:塩化ビニル樹脂やポリエチレン、ナイロン

内容物:水、カルボキシメチルセルロースナトリウム、塩化ナトリウム、グリセリン、防腐剤、高吸水性樹脂

商品によって、含まれる成分に若干の違いはありますが、エチレングリコールは含まれていません。

 

アイシング用

ダイソーにはアイシング用保冷剤の取り扱いもあります。

凍らせても固くならず身体にフィットし、スポーツ中やスポーツ後の冷却に活躍してくれます。

成分:アルコール・高分子吸水樹脂・水

 

ペットが保冷剤を食べちゃったら?

保冷剤

エチレングリコールをペットが摂取してしまった場合、その量に応じて現れる症状は以下のようになります。

エチレングリコールは犬や猫にとって非常に有害で、急性中毒を引き起こします。

 

少量(約1ml/kg未満)

初期症状(30分~12時間後): わずかな摂取でも、動きが鈍くなったり、嘔吐や飲水量の増加、酔ったような行動(ふらつき)などが見られることがあります。

対策: すぐに獣医へ相談が必要です。

少量でも放置すると進行してしまう恐れがあります。

 

中量(約1~5ml/kg)

初期症状(30分~12時間後): 酔ったような症状が強く現れ、嘔吐、頻尿、過剰な飲水、よだれが出るなどの症状が見られます。

中期症状(12~24時間後): 嘔吐や下痢に加えて、心拍数の増加、脱水症状、呼吸困難が現れることがあります。

対策: 速やかな治療が必要で、点滴などによる解毒処置が求められます。

 

大量(5ml/kg以上)

初期症状(30分~12時間後): 強い酔い、激しい嘔吐、意識混濁が見られます。

中期症状(12~24時間後): 腎臓へのダメージが進行し、急性腎不全に陥るリスクが高くなります。頻尿から尿が出なくなる状態に変わることがあります。

末期症状(24~72時間後): 急性腎不全により尿が出なくなり、最悪の場合、死に至ることがあります。

 

医師に見せるタイミング

エチレングリコールは、体内で有害な物質に代謝されるため、摂取してからできるだけ早く(数時間以内に)、獣医に連れて行くことが重要です。

時間が経過するほど、腎臓や神経へのダメージが進行し、治療が難しくなります。

 

治療方法

獣医での治療には、点滴による解毒処置や、代謝を遅らせる薬剤の投与が含まれます。

また、初期に摂取量が少ない場合は、吐かせる処置が取られることもあります。

治療が遅れると、重篤な腎不全や神経症状により、命の危険が高まるため、迅速な対応が不可欠です。

 

高吸収ポリマーやカルボキシメチルセルロース

高吸収性ポリマーやカルボキシメチルセルロースが主成分の保冷剤は、一般的には毒性が低いですが、胃腸を刺激する可能性があります。

少量であれば、下痢や嘔吐の症状が現れるかもしれません。

対策としては、嘔吐や下痢が軽度であれば、水を与えて様子を見守りましょう。

しかし、症状が数時間以上続く場合や、元気がない、食欲不振などが見られたら獣医に相談してください。

 

大量に食べてしまった場合には、腸閉塞のリスクが高まります。

ジェル状の高吸収ポリマーなどが、腸内で膨張して通せんぼするためです。

吐かせるのは獣医さんの指示で行いましょう。

ペットがどのくらいの量を食べたのか把握して獣医さんに伝えたいですね。

 

まとめ

保冷剤には、エチレングリコールが含まれるものと、不使用のものがあります。

ペットが誤って保冷剤を食べてしまった場合、エチレングリコールが含まれていると中毒の危険性が高まります。

見分け方としては、成分表示を確認、匂い、形状を確認することが重要です。

ダイソーの保冷剤には、一般的に高吸収性ポリマーやカルボキシメチルセルロースなどの成分が含まれており、エチレングリコール不使用のものが多いです。

購入時には成分を確認し、ペットの安全を守るようにしましょう。

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