12月に入るとクリスマスを楽しみながらも、年越しの準備ですね。
玄関や神棚に飾るお正月飾りも日本ならでは、清々しく気持ちも新たにしてくれます。
正月のお飾りは、いつからいつまで飾るのか決まりはあるのでしょうか?
・12月13日~12月30日の間で29日と31日は避ける。
・松の内で片付ける、関西は1月15日、九州や関東東北は1月7日です。
・鏡餅は鏡開き、関西は1月15~20日、九州、関東、東北は1月11日で、片づけます。
また、正月飾りには門松や鏡餅、しめ飾りなどの種類がありますが、それぞれにどんなルールや意味があるのでしょうか?
この記事では、正月飾りを飾る時期、意味やルール、捨て方などについて詳しくご紹介します。
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Contents
お正月飾りを飾る時期
お飾りはいつからいつまで飾るのが良いのでしょうか。
せっかく飾るのならば、縁起の良い日や悪い日を確認しておきましょう。
いつから飾る?
一般的には12月13日「正月事始め」から12月30日までの間に飾ります。
29日は「二重苦」を連想させる、31日は「一夜飾り」となり縁起が良くないということで避けた方が良いとされています。
大安や仏滅など六曜は気にしなくても良いとされています。
いつまで飾る?
片づけるのは「松の内」ですね。松の内は地域によって少し違いがあります。
東北・関東・九州などの地域では1月7日、
関西では1月15日とされています。
鏡餅は「鏡開き」に仕舞います。関東では1/11、関西1/15から1/20です。
お正月飾りの種類と意味
お正月飾りには色々な種類がありますが、どのような意味が込められているのかご紹介します。
門松(松飾り)
門松は、竹や松などで作られた飾りです。込められた意味は
・お正月にやってくる年神様が迷わず家に来ていただくための目印となるもの
・年神様が降りてこられた後、宿る依り代になるもの
・一年の幸せや長寿を願うもの
由来は、平安時代で、宮廷儀礼「小松引き」という行事、1年の最初の外出の日に、松の小枝を引き抜く習慣があり、長寿祈願のためといわれています。
門松は掃除をしてから家の門や玄関に2本、左右に飾りますが、玄関先に1本でも良いということです。
1本、2本と数えるんですね。室内インテリア用の小ぶりな門松もあります。
しめ飾り
しめ飾りはしめ縄に縁起の良い小物(ゆずり葉、橙、裏白など)をつけたもの、込められた意味は
・神様の領域と現世を分ける結界
・子孫繁栄を願う
・長寿を願う
古くは家の周りにしめ縄を張り、邪気を払っていましたが、簡略化されて、玄関や神棚に飾るようになったようです。
天照大神が岩戸から出た際に、また岩戸に入らないようにしめ縄で戸締りしたという神話が由来とされています。
しめ縄飾りは玄関か神棚に飾ります。
鏡餅
鏡餅はお正月に神様をお迎えするために飾る大小ふたつの丸い御餅ですね。込められた意味は、
・年神様の魂が宿る
・一年の慶や長寿を願う
丸餅の形が鏡に似ていることから鏡餅と名づけられました。
鏡には神様が宿るものされ、餅には稲の神様が宿るものと考えられていました。
床の間やリビングなど家族皆の集まる場所に飾ると良いです。
陶器や縮緬の鏡餅だと保存再利用ができますね。
初正月に飾るお飾り
飾る時期は、お飾りと一緒で、12月13日の正月事始めから1月15日までです。12月29日と12月31日は避けましょう。
昔の風習では、数え歳の15歳まで飾るという考えでしたが、縁起物なので年中いつまででも飾っておいてインテリアとして楽しむ方も多いです。
☟女の子の初正月お飾り☟
☟男の子の初正月お飾り☟
正月に飾る縁起の良い生花
南天:難(なん)を転(てん)じるというゴロ合わせから、災いを遠ざける意味が込められています。
葉牡丹:吉事が重なる、新年の健康や幸せを連想させる花言葉を持ちます。
お正月飾りと一緒に生花も飾って、日本的な縁起の良い華やかなお正月を迎えてはいかがでしょうか。
正月飾りの処分の仕方
お正月飾りの捨て方はどうしましょう!使いまわしても良いのでしょうか。
処分の仕方は、神社に納めるか地域のゴミとして出すかどちらかになります。
どんど焼き
神社の火祭りでお焚き上げしてもらうのがひとつの方法です。
1月15日に行われることが多いですね。
前年に買ったおみくじや破魔矢などもお焚き上げしてもらうと、気持ちもスッキリ新たな年に向かっていく感じがしますよ。
新年の無病息災や家内安全を祈願できます。
地域のゴミ収集
自分で処分する場合には、燃えるゴミに出す方法がもうひとつです。
新聞紙や布、紙などに正月飾りを置き、荒塩を振り、包む。そのまま燃えるゴミに出します。
縁起物なので、感謝の気持ちで処分しましょう。
再利用について
使い回しに関しては、色々なご意見が出ています。
本来は新年の幸福や健康を願う縁起物なので、使いまわしはせず、毎年新しいものを準備するのが良いとされています。
また、年神様は稲の神とも呼ばれ、新しい稲藁に宿るので目印として毎年新しいものにするという習慣があります。
宿った年神様はどんど焼きで煙にのって帰っていかれるそうです。
しかし、クリスマスリースのようにおしゃれでインテリアとしても存在感のあるお飾りは、再利用も良いのではないかとの考えも増えてきています。
再利用でも、新年への気持ちや氏神様・年神様への敬意を忘れずに思いを込めて飾るのでしたら良いのかもしれません。
保管するとき
しめ縄飾りを保管するならば、乾燥剤と一緒に新聞紙や紙に包んでおくと、カビ予防になります。ビニール袋は案外と湿気を呼んでしまいます。
橙や生花は再利用はできないので、取り外します。
プラスチック製ならば、ビニール袋でもカビや虫食いの心配はありませんね。
門松は水やりの手間や枯れる心配があるので、再利用は難しいですね。植木屋さんで引き取りサービスがある場合もあります。造花やプラスチック製ならばあまり気にせず、保管できますね。
鏡餅、生のものは鏡開きで消化しましょう。陶器製や木製の鏡餅もありますので、保存はできます。台座などは箱や袋に入れて、保存可能ですね。
正月のお飾りいつからいつまで飾るの?まとめ
お正月飾りは、お正月に家に訪れる年神様をお迎えするための目印や依り代です。
門松や鏡餅、しめ飾りなどにはそれぞれに意味やルールがあります。
お正月飾りは一般的には12月13日から30日までの間に飾り、松の内が過ぎたらどんど焼きやゴミとして、地域のルールに沿って処分します。
鏡餅は鏡開きで、片づけます。
お正月飾りを飾ることで、一年の幸運や繁栄を祈願しましょう。
良いお年をお迎え下さい。
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