木目調に温かみがあって、軽くて保温性に優れた木のお皿ですが、寿命ってどれくらいなのでしょうか?
食洗器に入れた時と入れない時、洗い方、洗剤の種類で木のお皿の寿命は延びてくるのでしょうか?
家でのお食事時間を癒してくれる木のお皿の寿命が実際どのくらいなのか、徹底調査しています。
愛着のあるウッドプレートを食洗器に入れた時にどうなるのか、洗い方のコツ、適した洗剤もまた、徹底調査しました。
ぜひ、ご参考にしてみて下さいね。
Contents
木のお皿の寿命はどのくらい?
木のお皿の寿命は、使用方法やメンテナンス次第で大きく変わってしまいます。
一般的に、しっかりとお手入れをすれば10年近く持つこともありますが、扱いが悪いと1年未満で劣化が進むこともあるんですね。
木のお皿の寿命について、最新の研究や木材の専門家の見解によると、木の種類や加工方法が寿命に大きな影響を与えることがわかっています。
たとえば、オリーブウッドやアカシアといった硬い木材は、柔らかい木材に比べて耐久性が高く、適切にケアすれば10年以上使用できる可能性があります。
また、表面に食品用のコーティングが施されているお皿は、洗浄や湿度に強く、寿命が延びる傾向にあります。
さらに、定期的なオイルメンテナンスに加えて、蜜蝋ワックスを使ったメンテナンスが注目されています。
蜜蝋は木材に保護膜を作り、ひび割れや乾燥を防ぐ効果があり、寿命がより長くなるとされています。
食洗器に入れた時、洗い方、洗剤に注目して、木のお皿の寿命を延ばすべく、解説していきます。
食洗器に入れると入れないで木の皿の持ちは変わる?
木のお皿は天然素材であるため、食洗器に入れることで劣化が早まる可能性が非常に高いです。
ここでは、食洗器が木のお皿に与える影響と、なぜ手洗いが推奨されるかについて説明します。
1. 高温・水圧が木に与えるダメージ
食洗器は高温のお湯と強力な水圧で洗浄を行います。これが木にとってダメージとなる理由は以下の通りです。
高温の影響:木は高温にさらされると膨張したり収縮したりしやすく、繰り返し食洗器にかけることで次第にひび割れが生じることがあります。
水圧の影響:強力な水流は、木の表面に施されたコーティングやオイルをはがしてしまう原因となり、耐水性を失わせることで、内部に水分が染み込みやすくなります。
2. 木の乾燥が進むリスク
食洗器の乾燥工程も木にとって厳しい環境です。
熱風で乾かすプロセスは、木が本来必要とする自然な油分を蒸発させ、乾燥を加速させます。
これによって木がもろくなり、割れやすくなるんですね。
3. コーティングや塗装が剥がれる
木製のお皿には、耐水性を高めるためにオイルやラッカーが塗られていることが多いですが、食洗器の使用でこれらの保護コーティングが徐々に剥がれてしまうことがあります。
コーティングが剥がれると、木が水分を吸収しやすくなり、さらに劣化が進みます。
蜜蝋ワックス
手洗いが推奨される理由
木のお皿を長持ちさせるには、手洗いが一番です。
ぬるま湯と柔らかいスポンジで優しく洗い、洗い終わったらすぐに乾拭きすることで木が適度な湿度を保ち、乾燥やひび割れを防げます。
風通しの良い直射日光の当たらない場所で気持ちよく乾かしましょう。
また、木は水に長時間浸けることも避けるべきですので、浸け置きも控えましょう。
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洗い方で木のお皿の持ちは変わる?
木のお皿は、適切な洗い方とケアによって寿命が大きく変わります。
洗い方が良いと、木の美しさと耐久性が長く保たれ、逆に不適切な洗い方をするとすぐに劣化が進むこともありますよ。
以下では、木のお皿を長持ちさせるための洗い方のコツを紹介します。
1. ぬるま湯と柔らかいスポンジを使う
木のお皿は強い摩擦や熱に弱いため、洗浄時にはぬるま湯と柔らかいスポンジを使いましょう。
これによって、木が膨張や収縮を起こしにくく、ひび割れのリスクが軽減されます。
特に硬いスポンジやブラシは、木の表面を傷つけてしまうので避けた方がよいですね。
洗った後は、柔らかい布巾などで水気を拭きとり、自然乾燥させましょう。
直射日光の当たらない、風通しの良い場所で、サッパリと乾かすといいですよ。
2. 優しい洗剤を使用する
木のお皿に適しているのは、天然由来成分の洗剤や中性洗剤です。
強力な化学洗剤は木に含まれる天然の油分を奪い、乾燥を進めてしまいます。
洗剤を少量だけ使って優しく洗うと、木の風合いが保たれやすくなります。
洗剤について次に詳しくご説明していきます。
洗剤で木のお皿の持ちが変わる?
木のお皿を長持ちさせるには、使用する洗剤の種類が非常に重要です。
適した洗剤を使えば木のお皿は長持ちしますが、強力な化学洗剤を使うと乾燥やひび割れが起こりやすくなり、寿命が短くなることもでてきます。
ここでは、木のお皿に適した洗剤の種類と使い方について詳しくご説明します。
1. 天然成分や中性洗剤を使用する
木製の皿には、天然成分や中性の洗剤が適しています。
これらの洗剤は、強い化学成分を含まず、木に優しため、長期間使用しても劣化を防ぎやすいです。
また、天然成分の洗剤は、木に自然な風合いを保ち、木材が持つ油分や保湿を損なわずに済みます。
おすすめの洗剤の成分例:
- 植物由来成分(ココナッツオイルベースなど)
- オレンジオイルやレモングラスなどの天然精油
2. 強力な漂白剤や研磨成分を避ける
強力な漂白剤や研磨剤が含まれる洗剤は、木製のお皿には不向きです。
こうした成分は、木の表面にダメージを与え、木材が乾燥して割れやすくなる原因となります。
特に、漂白剤は木の色味や風合いも変えてしまう恐れがあるため、木のお皿には避けた方がよいでしょう。
3. 少量の洗剤で優しく洗う
洗剤の使用量も、木のお皿の持ちに影響を与えます。
洗剤を多く使うと、洗い流しに時間がかかり、その過程で木が余分な水分を吸収してしまうこともあります。
木のお皿を洗う際には、少量の洗剤を使い、優しく手洗いするのがベストです。
柔らかいスポンジに少量の洗剤をつけ、表面を軽くなでるようにして洗いましょう。
4. 洗剤残りに注意する
洗った後は、洗剤が残らないようにしっかりすすぐことが重要です。
洗剤が残ったままだと、木材にとって刺激になり、長期的には劣化を招きます。
すすぎの際はぬるま湯を使い、しっかりとすすぎましょう。
5. 洗剤を使わないメンテナンスも有効
普段は軽い汚れなら洗剤を使わず、水洗いだけで十分な場合もあります。
これによって、木材の自然な油分が保たれ、乾燥しにくくなります。
特に普段からオイルメンテナンスをしている場合は、洗剤を使わない水洗いだけで十分きれいに保つことができます。
まとめ
木のお皿は、自然の風合いが美しいだけでなく、適切なケアをすれば長持ちさせられるアイテムです。
木製のお皿の寿命は、食洗器の使用や洗い方、洗剤の選択によって大きく変わります。
高温と強力な水流に晒される食洗器は、ひび割れや乾燥を引き起こすため避け、手洗いを心がけましょう。
天然成分の洗剤や中性洗剤を使い、柔らかいスポンジで優しく洗うと木の美しさが保たれます。
また、オリーブオイルなどのオイルメンテナンスで乾燥を防ぎ寿命や持ちを良くすることが可能です。
丁寧にケアすれば、木のお皿は5年から10年も長持ちする可能性があります。
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